新入生および機友会会員の皆様へ
 動力機械工学科主任
香川 勝一
新入生の皆様ご入学おめでとうございます。
工学部はもの作りの基礎勉強を行うための学科の集まりですが、動力機械工学科でのものとは機械を指しており、機械を作るための基礎勉強をする学科です。大学のカリキュラムには、機械を作る過程の中の加工、組立、試運転等は含まれていません。よって、社会に出て加工、組立、試運転等を経験しなければ機械を作ることはできませんので、一人前すなわちプロのエンジニアになるのに卒業後6〜8年要すると言われています。
機械には多くの種類があり、想いつくままに機械を挙げますと、工作機械、建設機械、搬送機械、農業機械、鉄道車両、食品機械・・等があります。これらの機械を作るにはそれぞれノウハウがありますので、ある機械を作れたとしても他の機械を作ることはできません。すなわち、新入生の時点から将来どのような機械を作るのかを模索して決定していただきたいと思います。そうすればどの科目の勉強をよりしなければならないかが明らかになりますので、目的を持った勉強ができることになります。いずれにしてもしっかりとした将来計画と夢を育んで4年間を過ごしていただきたいと思います。
機友会会員の皆様にはご健勝にお過ごしのことと存じます。このたび主任に任命されました香川と申します。現在まで、動力機械工学科は機友会から在校生・OB交流会、就活ガイダンス、卒業パーティーの援助等多大のご助力をいただいており、恐縮致しますとともに心より感謝致します。今後も機友会と動力機械工学科の一層充実した関係を築いていきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。末筆ながら、機友会の益々のご発展と機友会会員皆様の一層のご健康をお祈り申し上げます。