2013年3月15日発行/印刷は紙面クリック

卒業おめでとう、夢に向かって大きく羽ばたけ!
動力機械工学科主任
円能寺 久行
皆さん、ご卒業おめでとうございます。

動力機械工学科の教職員を代表して心よりお祝いを申し上げます。また、今日まで皆さんを支えてくださったご家族の方々に、心からお祝いを申し上げます。本学科で学び希望に満ちて卒業される皆さんをお送りすることは私ども教職員にとってこの上ない喜びであります。本当におめでとうございます。
皆さんがめでたく卒業できるのはもちろん皆さんの研鑽と努力の賜でありますが、皆さんを経済的に支えてくださったご家族のお陰でもあり、ご家族に感謝しなければなりません。また、共に学んだ友人との助け合い、多くの教職員からいただいた指導や支援に対する感謝の心も忘れないでください。
皆さんにとって、卒業は人生の節目であり、社会へのスタートであります。大学で得た学生生活の成果をこれからの社会で発揮し、これまでに抱き続けてきた夢に向かって羽ばたいてください。現在の社会では環境問題、エネルギー問題、経済問題など動力機械を卒業する皆さんが解決すべき問題がたくさんあります。従って、この時期に卒業する皆さんは活躍のチャンスに恵まれています。特に、日本経済はアベノミクスに乗って上昇中であり、皆さんは非常によい時代に社会にスタートする訳でありますので幸せだと思います。努力すれば出世できるチャンスがたくさんあります。これまで東海大学で学んだことを基礎にして目の前に生じた問題に取り組めば必ず解決できるはずです。その証拠に皆さんの先輩達が約14,000人もいてあらゆる分野で活躍していることが挙げられます。先輩の中には企業の上役を務めている人がたくさんいます。その先輩達も動力機械工学科で皆さんとほぼ同じカリキュラムを履修して卒業された訳です。従って、本学科で学んだことを基礎にして卒業後にも勉強すれば十分通用するということです。卒業しても社会で生きていくためには勉強を続けなければならないことは知っておいてください。仕事をするにも社会生活をするにも勉強が必要であり、むしろそれが必要に迫られた本当の生きた勉強です。そのとき本学科で学んだことが如何に役立つかということを実感するでしょう。
卒業生達からよく耳にすることは、「設計などを行う場合にもっとも使いやすい本は本学科で学んだ教科書です」という言葉です。皆さんも就職するときには大学時代の教科書や参考書を持って行き、それを基礎として高度な設計書や参考書を見るようにしてください。もう一つ卒業生からよく聞くことは「決して他大学の卒業生には負けない」というありがたい言葉です。社会へのスタートラインは皆同じであり、それまでにどこで何を学んできたかよりも学んだものを基礎にして今後如何に仕事に生かすかが大事だと言います。まさにその通りだと思います。どうか皆さん、そのことを忘れないでください。それから「東海大学の建学の精神に支えられ、感謝している」という声もよく耳にします。社会にスタートするに当たり、人生如何に生きるべきかを教えた東海大学の建学の精神をもう一度吟味してください。それを信じ、実行することによって仕事や社会生活に目標ができ、充実した有意義な人生を送ることができると思います。
最後に、次代を担う皆さんが大志を抱き、社会人としてたくましく活躍されること、また幸運と健康に恵まれ、悔いのない人生を送られることを心からお祈り致します。